ゲルマニウムの歴史
ゲルマニウムの歴史
1885年に銀の鉱石で「アルジロダイト」と言う、新しい鉱物が発見されました、化学分析の結果、銀が73〜75%、硫黄が17〜18%で、成分の合計がどうしても100%になりませんでした。
ドイツの化学者「ウインクラー」は、これは何か揮発して無くなってしまうような未発見の元素があるはずだと考え、この鉱物を熱して空気中に揮発してくる物質を集め、新元素ゲルマニウムを発見し、「自由」の名にちなんで「ゲルマニウム」と命名しました。
ゲルマニウムの純品は青みがかった灰白色の硬い金属ですが、鉱物には不安定な揮発性の化合物である塩化ゲルマニウムの型で含まれていたのです。
発見以来、ゲルマニウムは工業用物質の一つとして注目されてきました。
とくに、エレクトロニクスの発展とともに、半導体のゲルマニウムは大いに利用され、トランジスターやダイオードなどの増幅器や整流品として使われ、時代の花形となりました。
しかし、現在では、シリコンを使ったIC半導体にその地位をおわれています。
こうした工業用がメインのゲルマニウムですが、医学的にも注目されるようになってきています。
ゲルマニウムの人間に対する作用はまだまだ今後の研究が待たれる段階ではありますが、最初にゲルマニウムの効用がしられたのは1922年のことで、アメリカの学者が「酸化ゲルマニウム」を貧血症群の治療に用い、効果があったと報告したことでした。